今夏、ユヴェントスからフロジノーネへレンタル移籍をしたマティアス・ソウレがセリエAで注目を集めている。
ソウレは2020年1月にアルゼンチンのベレス・サルスフィエルドのユースチームからユヴェントスのユースチームに移籍。ユヴェントスでは2021年11月30日のサレルニターナ戦でトップチームデビューを果たし、今シーズンはフロジノーネにレンタル移籍した。主に右サイドを主戦場にしており、左足を使ったカットインを得意としている選手だ。
そんなソウレは今シーズン、8試合に出場して5ゴール1アシストを記録し、フロジノーネの攻撃陣を牽引している。20歳ながらエウゼビオ・ディ・フランチェスコ監督にチームのキープレイヤーとして認められている。
ユヴェントスはフロジノーネで高評価を得ているソウレを予定より早めにレンタルバックすること検討していると、イタリアのウェブサイト『Calciomercato』が伝えている。
ユヴェントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督はサイドのポジションにもう一人アタッカーを狙っていると噂されており、ドメニコ・ベラルディ(サッスオーロ)が候補に挙がっている。しかし、解決策は意外にもすでに保有している選手になり、早ければ冬の移籍市場でユヴェントスにローンバックする可能性があるという。
ソウレの代理人マルティン・グアスタディセーニョ氏が「ソウレはユヴェントスがとても高く評価している選手だ。ベラルディよりも10歳若く、高い移籍金を払う必要はない。ユヴェントスの環境を熟知しており、何よりソウレはクラブに愛情を持っている」と語ったと、イタリアのウェブサイト『TUTTOmarcatoweb』が報じている。
フロジノーネとのソウレのレンタル契約を解除するには補償が必要となる。その際は、サミュエル・イリング=ジュニオールやハンス・ニコルッシ・カヴィリーアら若手選手をフロジノーネが獲得できるという。
イタリア代表のルチアーノ・スパレッティ監督はシーズン初めから彼を追っており、数週間前にはフロジノーネの練習場にも見学に来たそうだ。またアルゼンチン代表のリオネル・スカローニ監督は、11月17日に行われるFIFAワールドカップ南米予選のウルグアイ戦の事前招集メンバーにソウレを加えたとも報じられており、イタリア代表とアルゼンチン代表のどちらを選択するのかにも注目が集まっている。