韓国通信大手のKTは1日、インドネシアの国営通信テレコム・インドネシア(テルコム)と、同国の東カリマンタン州に建設している新首都「ヌサンタラ」のスマートシティー開発に向けた業務提携を交わしたと発表した。
両社はそれぞれの強みを連携してスマートシティー開発事業の受注を目指す。KTはスマートシティーや量子暗号通信、サイバーセキュリティーといった先端の情報通信技術(ICT)に強みを持つ。これまでにも、京畿道の始興市や城南市板橋などにエネルギー、交通、人工知能(AI)などのスマートシティーソリューションを供給した経験がある。一方のテルコムは、顧客・ネットワークインフラで強みを持っている。
■交通・エネルギー分野でも協力
両社はまた、新首都地域のデータセンター事業での協力も議論する。交通やエネルギーなどさまざまな分野でのスマートシティー事業の拡大についても、共同チームを立ち上げて事業を具体化していく方針だ。