御堂筋の優勝パレードに公務員ボランティア「職員も楽しみ」

59年ぶり2度目となる関西対決で、激戦が続くプロ野球・日本シリーズ。そんななか、11月23日に大阪と兵庫で開催予定の『阪神タイガース、オリックス・バファローズ優勝記念パレード』において、大阪府と市で募集している約1500人のボランティアがほぼ目標人数に達していることが担当部局への取材でわかった。

11月23日に『阪神タイガース、オリックス・バファローズ優勝記念パレード』が開催予定の御堂筋

今回のパレードは両チームのリーグ優勝を記念し、関西経済連合会ら経済界と大阪府や兵庫県など行政によって計画。兵庫では三宮界隈の約2kmを午前に阪神、午後にオリックスが、大阪では御堂筋の北浜交差点から新橋北交差点までの約1.7キロメートルを午前・オリックス、午後・阪神がパレードする。

実施に当たり交通誘導や安全管理などに必要な費用約5億円の支援をクラウドファンディングで募集中。府の担当部局によると、大阪府警の指導のもと警備員を配置し安全対策を徹底するが、加えて10月中旬から誘導や案内などをおこなうボランティアを府と市の職員に限定して募集していたという。

募集状況(11月2日時点)について、「ほぼ目標数のボランティアが集まりました。2003年の阪神優勝パレードで手伝った職員も多く、大阪人ですし地元の球団でもあり、楽しみにしている職員も多くいらっしゃると思います。私自身もバファローズファンです」と大阪府民文化部の担当者。

11月2日の定例会見では、横山英幸市長も「関西リーグは59年ぶり、大きく大阪・関西が注目されるタイミング。万博やIRやいろいろあり、(大阪府と市の職員には)申し訳ないと思うが、みなさんのお気持ちで大阪を盛り上げるイベントを支えるお力をいただきたい。両チームのリーグ優勝を徹底してお祝いしたい」と期待を寄せた。

取材・文/岡田由佳子

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