ブリュワーズがコリン・レイと再契約 1年450万ドル+オプション

日本時間11月3日、ブリュワーズが右腕コリン・レイと再契約を結んだことが明らかになった。地元紙「ミルウォーキー・ジャーナル・センチネル」のカート・ホッグ記者が第一報を伝えた。レイは日本球界を経てメジャー復帰を果たした、いわゆる「逆輸入選手」。サービスタイム(メジャー登録日数)はまだ6年に到達しておらず、通常であればFAの資格を持っていないが、ブリュワーズと結んだ1年契約(当初はマイナー契約)のなかに今季終了後FAとなる条項が含まれていた。

現在33歳のレイはメジャー5年目の今季、自己最多の26試合(うち22先発)に登板して124回2/3を投げ、6勝6敗、防御率4.55、110奪三振を記録。先発6番手兼ロングリリーフ要員という役割だったが、ブランドン・ウッドラフやエリック・ラウアーの長期離脱によって多くの先発機会を与えられ、地味ながらもチームの地区優勝に貢献した。

再契約の条件は2025年の球団オプションが付属した1年契約となっており、来季の年俸は350万ドル。2025年は年俸550万ドルの球団オプション、またはバイアウト100万ドルとなっており、レイには来季の年俸350万ドルとバイアウト100万ドルの合計で、最低でも450万ドルが保証される形となる。また、それぞれのシーズンで最大50万ドルの出来高が設定されているようだ。よって、レイはすべての条件をクリアした場合、最大で2年1000万ドルを得ることになる。

レイが来季どのような役割を担うかは現時点では不透明だが、ウッドラフが右肩の手術を受けて来季の大部分を欠場する見込みであり、ラウアーはすでにロースターの40人枠から外されて退団。ウェイド・マイリーは相互オプションが行使されず退団する可能性があり、FA前のラストイヤーを迎えるコービン・バーンズとエイドリアン・ハウザーにはトレードの噂がある。要するに、ブリュワーズの来季の先発ローテーションはフレディ・ペラルタ以外は未定という状況であり、レイは今季同様にローテーションの一角を担う可能性が高そうだ。

The post ブリュワーズがコリン・レイと再契約 1年450万ドル+オプション first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.