今オフのクオリファイング・オファーの金額が2032万5000ドルで確定

日本時間11月3日、「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者は今オフのクオリファイング・オファーの金額が2032万5000ドルになる見込みであることを報じた。今オフのクオリファイング・オファーに関しては「2050万ドル前後になる予定」であることが報じられていたが、より具体的な金額が明らかになった。クオリファイング・オファーの金額は毎年、年俸上位125選手の平均値で決められることになっている。

クオリファイング・オファーの制度は2012年シーズン終了後のオフシーズンからスタート。決まった金額の1年契約をオファーするものであり、これを拒否した選手がFAで他球団と契約した場合、元所属球団にはドラフト指名権の補償、新規獲得球団にはドラフト指名権や国際アマチュア契約金のペナルティが発生する。

クオリファイング・オファーの金額は2012年オフの1330万ドルから年々上昇しており、2018年オフに1790万ドルになったあと、2019年オフは1780万ドルと微減したが、2020年オフには1890万ドルとなった。2021年オフに1840万ドルまで下がったが、2022年オフは過去最高額の1965万ドルとなり、今オフはついに2000万ドルの大台を突破することになった。

昨オフは14人のFA選手がクオリファイング・オファーの提示を受け、ジョク・ピーダーソンとマーティン・ペレスはそれを受諾して残留。アーロン・ジャッジ、アンソニー・リゾ、ブランドン・ニモの3選手はクオリファイング・オファーを拒否したあと、元所属球団と再契約を結んで残留した。

なお、すべてのFA選手にクオリファイング・オファーの提示を受ける資格があるわけではなく、シーズン途中に移籍した選手(ジョーダン・モンゴメリーやジョシュ・ベル)や過去のクオリファイング・オファーの提示を受けたことがある選手(マーカス・ストローマンやジャスティン・ターナー)はクオリファイング・オファーの対象外となる。

大谷翔平はエンゼルスからクオリファイング・オファーの提示を受けたあとに拒否することが確実。大谷が他球団と契約した場合、エンゼルスには来年のドラフトにおける補償指名権が与えられることになる。

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