記録尽くしの三連休 西・東日本で季節はずれの夏日続く 紅葉狩りは傘が必要な所も

土日 天気と予想最高気温

 三連休初日のきょう(金・文化の日)は、11月史上一番の高温の所が続出している。この高温は、きょう(金・祝)がピークで、あす(土)になると北日本では落ち着く見込み。ただ、東・西日本は、連休明けまで続きそうだ。天気は、あす(土)は北陸や東北を中心に、あさって(日)は西日本と東北の太平洋側を中心に崩れる見通し。

連休初日 記録に残る文化の日に

3日(金)午後3時までの最高気温

 きょう3日(金・祝)は、全国の4割近くの所で25℃以上の夏日になった。名古屋は25.7℃と126年ぶりに11月の連続夏日に、福島では25.9℃と14年ぶりの夏日だ。フェーン現象が効いた日本海側では、富山で28.5℃まで上がり、鳥取では28.1℃になるなど全国の299か所で、11月史上1番の暑さ・暖かさになった(午後3時現在)。

連休2日目 11月史上最長の連続夏日の所も

4日(土)予想最高気温

 あす4日(土)も、晴れ間がある関東から西では太平洋側を中心に、25℃以上の夏日が続く予想。東京都心は26℃と、14年ぶりの11月夏日になりそうだ。また、11月史上初めて、名古屋や広島は3日連続、福岡では4日連続で夏日になる見込み。一方、北日本の異例の高温は落ち着き、東北北部や北海道ではこの時季らしいひんやり空気に戻る見通し。最高気温がきょうより10℃前後も低くなりそうだ。

4日(土)朝~夜 天気分布予想

 天気の崩れるエリアは広がる見込み。北海道の太平洋側で午前中、東北は夕方まで、北陸では昼ごろから、雨や雷雨の所がある見通し。特に東北北部の日本海側では局地的に激しい雷雨になるおそれがある。竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうにも注意したい。西日本の日本海側も、午後はにわか雨の所がありそうだ。

連休最終日 東海から西で記録的な暑さ続く

5日(日)天気と予想気温

 あさって5日(日)は、東海から西で季節はずれの夏日が続き、名古屋や福岡などで11月の夏日最長記録を更新する予想。天気は、東北や西日本の太平洋側を中心に雨が降る見込み。北海道や日本海側は晴れ間があり、関東甲信も三連休の中では一番雲が目立つが天気はなんとかもちそうだ。 

週間予報(天気と最高気温)

 この異例の暑さは、連休明けの雨でようやく落ち着く見通しだが、6日(月)~7日(火)は全国的に荒れた天気になり、北日本では大荒れになるおそれがある。

(気象予報士・丸田絵里子)

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