愛媛・大洲市の山火事で水道の水が赤く濁る影響も 発生から2日経過し鎮圧

1日、愛媛県大洲市で発生した山火事は、出火から2日経った3日昼ごろ、ほぼ消し止められました。一方、水道の水が赤く濁るなど住民生活への影響が続いています。

1日午後、大洲市戒川で発生した山火事。

現場は山頂付近で、地上からの消火が難しく、自衛隊などのヘリコプターが消火活動を行っていました。

3日も朝からヘリによる散水が続けられ、県によりますと、火は正午にはほぼ消し止められたということです。

この火事で、山林およそ20ヘクタールが焼けたほか、59歳の男性が顔に軽いやけどを負いました。

まだ完全な鎮火には至っておらず、ヘリコプターで野村ダムから水を運ぶなどして3日の日没まで消火活動が行われ、4日も朝から消防などが対応にあたる予定です。

白滝地区に出されている避難指示や高齢者等避難については、解除の見通しが立っていません。

また、白滝地区では消火栓からの取水の影響で水道水が赤く濁る状況が続いています。

白滝地区の住民
「きのうの晩はお風呂も真っ赤になって使いものにならなかったものですから、安堵の気持ちで生活できればと思って待っている」

大洲市は、水質検査で水道の安全が確認されるまで、給水車を出して対応する方針です。

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