加賀温泉駅開業待ちきれない 記念まつり開幕、提灯行列やスカイランタン

夜空を幻想的に彩ったスカイランタンⓇイベント=加賀市作見町

 来年3月16日に向けた北陸新幹線加賀温泉駅開業記念まつり(北國新聞社後援)は3日、同駅に隣接する加賀市のアビオシティ加賀駐車場特設会場などで開幕した。初日は提灯(ちょうちん)行列とランタンを夜空に浮かべるイベントが行われ、市民ら約600人が待望の駅開業へ機運を盛り上げた。

 オープニングでは、宮元陸市長が「加賀市とともに飛躍する新幹線開業を祝い、大行進しよう」とあいさつ、佐々木紀衆院議員が祝辞を述べた。提灯行列では、市民グループ「山代わざおぎ」の太鼓などとともに家族連れら約600人が発光ダイオード(LED)をともした赤、白、青など色とりどりの提灯を手に駅周辺約1キロを練り歩いた。

 続いてスカイランタンⓇイベントがアビオシティ加賀の屋上駐車場で行われ、参加者約300人が願い事を書き込み、LEDを点灯させたランタンを高さ約12メートルに浮かべ、夜空に幻想的な光景を描いた。

 特設会場では4、5日に「加賀未来市.」が開催され、ステージや地元グルメの飲食イベント、ミニ新幹線などを繰り広げる。4日は市特命かがやき大使のグッチ裕三さん、加賀温泉郷観光大使の中山夏月姫(なつめ)さん(市出身)らが出演する。

色とりどりの提灯を手に加賀温泉駅前を歩く参加者=加賀市作見町

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