濃霧に包まれた宇都宮市街 影絵のように浮かぶ県庁舎 車の運転には注意を

濃霧によって影絵のように浮かび上がる県庁舎=4日午前9時15分、宇都宮市戸祭3丁目から

 4日朝の栃木県内は各地で濃霧が発生し、宇都宮市内も真っ白な霧に包まれ県庁舎は影絵のように浮かび上がった。宇都宮地方気象台によると、霧は同市や大田原市などで大規模に発生。水平方向で見通しが利く距離「視程」は宇都宮で500メートル以下となった。

 同気象台は「この時季にしては暖かく湿った空気が入り込んだことが要因」としている。5日にかけても霧が発生する恐れがあるとして4日午後3時55分、県内全域に濃霧注意報を発表した。「春、秋に発生しやすく、車の運転には注意してほしい」としている。

 また同日の県内の最高気温は、那須烏山24.2度、大田原23度、宇都宮22.3度となるなど、県内全14観測地点のうち18.2度だった奥日光を除く13地点で20度を超えた。

霧に包まれた市街地=4日午前8時20分、宇都宮市戸祭3丁目から

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