ドジャースは依然として大谷獲得の最有力候補 米大物記者が言及

米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者によると、エンゼルスからFAとなった大谷翔平の移籍先は、依然としてドジャースが最有力と考えられているようだ。今オフのドジャースは先発投手の補強が最優先課題となっており、来季投げられない大谷はドジャースの状況にフィットするとは言い難いが、ローゼンタール記者は「ドジャースには大谷を必要とする多くの理由がある」とドジャースが全力で大谷獲得に動くことを予想している。

ドジャースが大谷を必要とする理由の1つは、短縮シーズンの2020年にワールドシリーズ制覇を達成したのを最後に、ポストシーズンで結果を残せない状況が続いていることだろう。短期決戦で結果を残すために、大きなインパクトを与えられる選手が必要というわけだ。また、そうしたチームの状況にファンが不満を抱いているということも挙げられる。リーグ優勝決定シリーズでブレーブスに惜敗した2021年はともかく、2年連続で地区シリーズで敗退しているという状況のなか、FA市場の目玉選手の獲得に動かないようなことがあれば、ファンが黙っていないだろう。

米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のアルデン・ゴンザレス記者によると、ドジャースのオーナー陣はポストシーズン前の時点で大谷獲得を熱望していたという。地区シリーズでダイヤモンドバックスにスイープ負けを喫したことにより、ドジャースのオーナー陣の「大谷がほしい」という気持ちはさらに強くなった可能性がある。

ドジャースは複数の大物先発投手の獲得が必要というチーム状況だが、ゴンザレス記者は「ペイロールには余裕があるため、大谷獲得と投手補強は両立できる」と指摘する。ドジャースはもともと潤沢な資金力を擁するチームであり、これまでFAの長期大型契約を避けてきたため、2026年以降に高額年俸が確定している選手はムーキー・ベッツとフレディ・フリーマンしかいない。よって、今オフのドジャースは「大谷+大物先発投手2人」という超大型補強も実現可能な状況と言えるだろう。

The post ドジャースは依然として大谷獲得の最有力候補 米大物記者が言及 first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.