約35億円の移籍金は安いもの? PSGで躍動する韓国代表MFイ・ガンイン、指揮官は「クラブにとって大きな契約」と断言

写真:今季PSGに加入したイ・ガンイン(右) ©Getty Images

パリ・サンジェルマン(PSG)のルイス・エンリケ監督が、同クラブに所属する韓国代表MFイ・ガンインを称賛した。

現地時間11月3日に行われたリーグ・アン第11節のPSGvsモンペリエ戦で、イ・ガンインはチームを勢いづかせる先制弾をマーク。前半10分、右サイドの深い位置からモロッコ代表DFアクラフ・ハキミがグラウンダーで折り返すと、ペナルティエリア中央のフランス代表FWキリアン・エンバペがスルーし、背後のイ・ガンインが鋭い左足シュートをゴールに突き刺した。

PSGは、後半にU-21フランス代表MFワレン・ザイール・エムリとポルトガル代表MFヴィティーニャのゴールでモンペリエを突き放し、3-0と完勝を収めている。

試合後、L・エンリケ監督からイ・ガンインに対する賛辞が止むことはなかった。『Prime Video Sport France』の公式X(旧ツイッター)が公開した試合後インタビューにて、指揮官は「彼は完璧な選手」と22歳の韓国代表MFを絶賛した。

「彼は小柄だが、どのポジションでもプレーできるんだ。前線でも後方でもやれるし、中央に入り込むことも、サイドに開くこともできる。守備もできて、得点もできるからね……」

今夏、PSGがマジョルカからイ・ガンインを完全移籍で獲得するのに費やした費用は、2200万ユーロ(約35億円)。L・エンリケ監督は「クラブにとって大きな契約だった」と断言し、決して投資が高額ではなかったことを示唆した。

「契約したときから、我々は彼のポテンシャルを知っていたんだ。まだ改善の余地を残してはいるが、とてもうまく機能していると思うよ」

充実の試合内容でリーグ戦4連勝を飾ったPSG。7日に控えているUEFAチャンピオンズリーグ第4節のミラン戦に向けて弾みをつけた。

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