米海軍と合同パレード 佐世保拠点の陸・海自衛隊 小銃携行に抗議も

小銃などを持って行進する陸自水陸機動団の隊員ら=佐世保市島瀬町

 佐世保市を拠点とする陸・海自衛隊と、米海軍佐世保基地の合同パレードが3日、市中心部のアーケードであり、約650人が約450メートル行進した。沿道では、日米国旗の小旗を振って見物する市民の姿が見られた一方、陸自隊員の小銃などの携行に対し、市民5人が「武装パレード反対」などのプラカードを持って抗議した。
 自衛隊と米軍への理解を深めてもらおうと、2002年から開き19回目。陸自の離島奪還部隊「水陸機動団」の隊員約430人は、弾を装塡(そうてん)していない状態で行進した。
 抗議活動に参加した1人で、米軍の動向を追うリムピースの篠崎正人編集委員は取材に「市民の憩いの場所で銃を持ってアピールするのは、方法が間違っている」と話した。

© 株式会社長崎新聞社