子ども警察官に任命! 「けいさつあんぜん手帳」配布 島原署

「けいさつあんぜん手帳」を手にした児童=島原署

 目指せ! 警察官-。島原署が、警察手帳をモチーフにしたカードサイズの折り畳み式啓発グッズ「けいさつあんぜん手帳」を製作し、署内を社会科見学した小学生らに配っている。防犯の合言葉「イカのおすし」なども記されており、同署は「手帳が子どもの安全を守り、将来、警察官を志望するきっかけになれば」と期待している。
 「イカのおすし」は、不審者に声をかけられた時の適切な行動「(ついて)行かない」「(車に)のらない」「大声を出す」「すぐ逃げる」「(大人に)知らせる」の頭文字を組み合わせた言葉。ほかにも横断歩道は手を上げて渡るよう呼びかけている。

島原署が製作した「けいさつあんぜん手帳」

 10月19日には、島原市立第四小(大槻浩二校長、189人)の3年生全30人が社会科の単元「市民の安全を守る」の学習の一環で同署を訪問。警察官の仕事について署員に質問した後、パトカーに乗ったり白バイにまたがったりした。
 見学終了後、久田庄蔵署長が「皆さんを子ども警察官として任命します」と述べ、児童代表に「けいさつあんぜん手帳」を手渡した。手帳を手にした作元志誓(むねちか)君(8)は「とてもうれしいから、大切な宝物を飾るコルクボードに張り付けたい。将来は、人の役に立つ仕事をしたいと思った」と目を輝かせていた。

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