日本・韓国球界の注目選手8人 メジャーリーグ公式サイトが特集

メジャーリーグ公式サイトでは、海外野球に精通するジョン・ポール・モロシ記者が日本球界と韓国球界からメジャーリーグに挑戦する可能性がある注目選手8人を紹介している。最大の注目は、やはり山本由伸(オリックス)。昨オフに千賀滉大(メッツ)が得た5年7500万ドルをはるかに上回り、総額2億ドル以上の契約を手にする可能性があると言われている。山本の獲得を狙うチームは多く、エンゼルスからFAとなった大谷翔平とともに今オフの主役となりそうだ。

モロシ記者がリストアップしたのは、山本、李政厚(イ・ジョンフ/韓国キウム)、今永昇太(横浜DeNA)、ジャリエル・ロドリゲス(中日を退団)、松井裕樹(東北楽天)、上沢直之(北海道日本ハム)、エリック・フェディ(韓国NC)、J・B・ウェンデルケン(横浜DeNA)の8選手。山本については「金田正一に次いで史上2人目の3年連続沢村賞」を達成したことを紹介し、ヤンキース、レッドソックス、ドジャース、カージナルスを獲得の有力候補に挙げた。

イ・ジョンフは韓国球界のスーパースターであり、日本では中日でプレーした李鍾範(イ・ジョンボム)の息子としても知られる。現在25歳のイ・ジョンフは今季、左足首の骨折の影響で86試合の出場にとどまり、OPS.860に終わったが、韓国球界での実績は十分。所属しているキウムは今年1月の時点で、今オフのイ・ジョンフのポスティング制度によるメジャー挑戦を発表しており、モロシ記者はカージナルス、ヤンキース、パドレス、ジャイアンツなどが獲得に乗り出すことを予想している。

今永については「ポストシーズン進出を狙うチームの先発3~4番手候補。フィリーズ、カブス、パドレス、ジャイアンツなどが獲得を狙う」と紹介。ジャリエル・ロドリゲスについては今年3月に開催されたワールド・ベースボール・クラシック後に亡命したことに言及し、「まだメジャーリーグから正式にFAと認定されていない」とした。

松井については海外FA権を持っていることに触れ、「クローザー候補とは見られてないが、7回を担当するリリーフ投手として獲得を狙うチームは出てくるだろう」とコメント。上沢については大谷やダルビッシュ有と同じ北海道日本ハムでプレーしていたことを紹介し、「メジャーではロングリリーフ、もしくは先発5番手候補になるだろう」とした。

フェディとウェンデルケンはメジャーでのプレー経験があり、現在30歳のフェディは今季、韓国球界で20勝6敗、防御率2.00、209奪三振の大活躍。モロシ記者は「ナショナルズ退団後に磨いてきたスイーパーのおかげで奪三振が増えた。ダイヤモンドバックスのリーグ優勝に貢献したメリル・ケリーのように、韓国球界からの逆輸入で成功するかもしれない」とした。ウェンデルケンは今季、横浜DeNAで61試合に登板して33ホールド、防御率1.66の好成績をマーク。モロシ記者は「来季も日本にとどまるか、メジャー復帰を目指すかを選択することになる」と伝えている。

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