若手シェフの “本気の一皿” サミット開催で集結したトップシェフから刺激

G7広島サミットのメイン会場となった「グランドプリンスホテル広島」。期間中には全国の系列ホテルからトップシェフたちが大集結。その厨房で日々、刺激を受けていたのが、広島の若手シェフたちです。

大手ホテルチェーン「プリンスホテル」が、国内27施設を対象に、若手シェフ育成のきっかけにと「料理コンクール」を開催しました。

大会では、広島のシェフたちが、「西洋料理部門・優勝」「製パン部門・優勝」「製菓部門・準優勝」「日本料理部門・3位」と大躍進。

そして、広島の若手シェフ達の快挙が、地元で味わえることになりました。決勝大会に出場した5人の味が、ひとつのコースとして提供されることに!

前菜は、日本料理部門3位の安田さんの料理です。

安田友恵 さん
― コンクールを振り返って
「自分が知らないところへ行って、知らない人たちが、知らない料理を作ってくる。すごい興味津々でした」

魚料理は、西洋料理部門決勝進出した元岡さんが担当します。

元岡和貴 さん
「(同期の寺迫に)負けたのはしょうがないので。今後の業務に活かして、切磋琢磨して同期2人で広島を盛り上げていこうと思う」

メイン料理は、西洋料理部門で優勝を果たした寺迫さんが担います。

寺迫和志 さん
「(サミットでは)プリンスグループでがんばっているたくさんの方と仕事をすることにより、『こういう考え方があるんだ』『仕事の進め方』などを学びました」

そしてパンと食後の焼き菓子「ミニヤルディーズ」は、製パン部門で見事、優勝を飾った粟さんの手によるものです。

粟由美 さん
「(サミットを経験して)変わりたいと思いました。瞬発力とか対応力とか見ていてすごくて」

最後は、製菓部門で惜しくも準優勝だった斉藤さんによるデザートです。

斉藤奏 さん
「パイピングとか、字を書くことだったり、ウェディングケーキを仕上げている時が好きな時間です」

G7広島サミットで、全国と広島とのパイプ役を務めた落合総料理長も若手シェフたちの料理に太鼓判を押します。

落合吉紀 総料理長
「本当にこれだけの子たちが入賞をしたから、(コース料理が)できた。これが1人とか2人だったら、こういうコースはできない。ぜひ、この機会に味わってもらえたら。本当に広島でしかできないことです。ほかではできないこと。本当においしいですよ、みんな。1つひとつおいしいので、集結したら本当にいいコースになっている。ぜひ食べていただきたい」

サミットをきっかけに、大きく成長した若手シェフたちは、さらなる高みを目指します。彼らのテイクアウトメニューとスペシャルコースは、来年3月まで提供されます。

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