レンジャーズが優勝パレード 球団史上初のワールドシリーズ制覇

日本時間11月4日、球団史上初のワールドシリーズ制覇を成し遂げたレンジャーズが本拠地アーリントンで優勝パレードを開催した。MLB公式サイトでレンジャーズを担当するケネディ・ランドリー記者によると、推定50万~70万人ものファンが集まり、地元球団の初優勝を祝福したという。シリーズMVPに輝いたコリー・シーガーは「レンジャーズがワールドシリーズに勝てなかったらどうなるだろうとみんな思っていた。でも、その答えを知ることはないだろう」と語り、喜びをファンと分かち合った。

ドジャース時代の2020年にワールドシリーズ制覇を経験しているシーガーも含め、多くの選手にとって初めての優勝パレードとなった。2020年は新型コロナウイルスのパンデミックの影響で優勝パレードを開催できなかったからだ。シーガーと二遊間コンビを組むマーカス・セミエンは「今年は何百万人ものファンが球場に足を運んでくれたし、僕たちを応援し、祝福してくれた。僕たちを支えてくれた人々が喜んでくれている姿を見るのはとても特別なことだね」と優勝パレードの一瞬一瞬を噛み締めていた。

一方、ジャイアンツ時代に3度のワールドシリーズ制覇を成し遂げたブルース・ボウチー監督にとっては、自身4度目の優勝パレードとなった。ボウチー監督は、優勝決定後にシーガーが「球団史上初の優勝チームの一員になれたことに意味がある。テキサスで1から何かを築き上げたいと思っていたから」とコメントしたことに言及し、「アーリントンのファンがもっと野球に興味を持ち、情熱的になるための素晴らしい一歩になることを願っている。だから、私の仕事は勝ち続けることなんだ。今回の優勝は素晴らしいが、次の優勝まで長い期間が空いてしまうことは避けたいね」と語った。

パレード終了後、ボウチー監督の孫娘は「おじいちゃん、もう1回やりたい!」と祖父にお願い。それを見たボウチー監督は「私ももう1回やりたい! レッツゴー!」と来季の2連覇を誓っていた。

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