大田原で「全国竹芸展」5日まで 繊細に雅に92点、作品作りの実演も

92点が展示されている全国竹芸展

 【大田原】県内外の竹工芸作品が一堂に会する「第26回全国竹芸展」が3日、南金丸の那須与一(なすのよいち)伝承館多目的ホールで始まった。5日まで。

 作家による実行委員会が主催。本年度の最優秀賞となった那須塩原市、印南克己(いんなみかつみ)さんの「千集編盛籃(せんしゅうあみもりかご)『風のあしあとⅡ』」など、13都府県から応募のあった92点を展示している。

 来場者はオブジェや花かご、手提げかごといった繊細で雅(みやび)やかな作品に見入った。毎年訪れているという大豆田、石戸悦子(いしどえつこ)さん(71)は「均一に細くした竹を編み上げる繊細さにいつも感動する。心が癒やされました」と話した。

 会場で作品作りの実演を行うほか、隣接する道の駅研修室で即売会も開いている。入場無料。午前9時半~午後4時。最終日の実演は正午まで、即売会は午後3時まで。

92点が展示されている全国竹芸展

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