【土日の天気】西・東日本は11月として記録的な暑さ続く 服装選びや体調管理に注意

 3連休初日のきのうの最高気温は、全国の約3割の地点で11月の観測史上1位を更新した。きょう4日(土)から連休最終日となるあす5日(日)にかけても、西日本から東日本では25℃以上の夏日が続出し、11月とは思えない記録的な暑さが続く予想だ。

きょう 西・東日本は引き続き夏日続出

 3連休2日目となるきょう4日(土)も、西日本から東日本の太平洋側を中心に晴れて、最高気温は25℃以上の夏日が続出する予想。東京都心は午前中から夏日となり、11月としては14年ぶりに25℃を超えているが、このあとさらに26℃まで上がる見通し。もし11月に26℃を超えれば46年ぶりとなる。また、名古屋は25℃の予想で11月に3日連続で夏日となれば1890年からの観測史上初めてのこととなる。
 昼間は厚着をしていると汗ばんでしまうため、風通しのよい服装がよさそうだ。

 一方、前線が近づく日本海側や東北では、午後は局地的に激しい雷雨となるおそれがある。落雷、竜巻などの激しい突風やひょうなどに注意が必要。
 前日との気温変化にも注意が必要で、青森の最高気温はきのうより10℃も低い14℃の予想。また、北海道は晴れるものの上空には冷たい空気が流れ込むため、札幌の最高気温は11℃までしか上がらない見通し。こちらは暖かくして過ごした方がいいだろう。

あすも気温高い予想 太平洋側はにわか雨の可能性も

 3連休最終日のあす5日(日)になると、前線は日本付近を通過して広い範囲が高気圧に覆われる見通し。日本海側では晴れ間が戻りそうだ。
 ただ、高気圧のふちを回って南からは暖かい空気と同時に湿った空気が流れ込む見込み。湿った空気がぶつかりやすい太平洋側では晴れ間があるものの雲が広がりやすく、九州南部から東北の太平洋側にかけて、にわか雨の可能性がある。

 暖かい空気や日差しが届く影響で、気温は引き続きこの時季としては高い見込み。東海から西では25℃以上の夏日になる所が多い予想だ。
 この土日の昼間は、11月としては記録的な暑さが続く見通しのため、こまめに水分補給を行い、朝晩と日中の寒暖差が大きくなるため脱ぎ着しやすい服装を選んで体調管理に気を付けたい。

(気象予報士・鈴木悠)

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