タイガースが左腕エデュアルド・ロドリゲスとの新契約を模索中か

各チームや各選手が来季の契約オプションやオプトアウトの権利を行使する期限は「ワールドシリーズ終了後5日後まで」と定められており、日本時間11月7日までに多くの決断が下されることになるが、注目されているのがオプトアウトの権利を持つエデュアルド・ロドリゲス(タイガース)の動向だ。「MLBネットワーク」のジョン・ポール・モロシ記者によると、タイガースはロドリゲスの引き留めに向けて、現行の契約を上書きする形での新契約を模索中だという。

現在30歳のロドリゲスは、メジャー通算82勝の実績を持つベネズエラ出身の先発左腕。タイガース移籍2年目の今季は26試合に先発して152回2/3を投げ、13勝9敗、防御率3.30、143奪三振をマークした。夏場のトレード期限には、タイガースとドジャースのあいだでトレード交渉が進められていたものの、ロドリゲスはトレード拒否権を行使してタイガースに残留。デトロイトでの生活を気に入っている家族を優先した決断だと報じられているが、今オフのオプトアウトに向けて、他地区よりもレベルが低いと言われるア・リーグ中地区にとどまり、成績アップを狙ったのではないかと推測する関係者もいる。

ロドリゲスはタイガースと5年7700万ドルの契約を結んでおり、契約はあと3年4900万ドル分が残っている。MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者は、先日公開したFA選手ランキングでロドリゲスに13位の評価を与えており、「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者は、ロドリゲスがFAになった場合に得る契約を5年9000万ドルと予想。また、総額1億ドルを超える契約を得ることを予想する関係者もおり、ロドリゲスとしてはオプトアウトしたほうがいい状況となっている。

よって、タイガースとロドリゲスの新契約に向けた交渉が成立しなかった場合、ロドリゲスはオプトアウトの権利を行使してFA市場に出ていくことになるだろう。今オフは先発投手の補強を必要としているチームが多く、ロドリゲスがFAになった場合、先発投手の補強を目指すチームには魅力的な選択肢が1つ増えることになる。

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