マンチェスター・ユナイテッドのエリック・テン・ハフ監督が、「マンチェスター・ダービー」敗戦後に誕生日パーティーを行ったイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードについて語った。イギリス『BBC』電子版が報じている。
マンチェスター・ユナイテッドは10月29日にプレミアリーグ第10節、マンチェスター・シティとのダービーマッチに挑み、0-3の完敗を喫した。ラッシュフォードはその日の夜にナイトクラブに繰り出し、家族や友人と10月31日に迎える自身の誕生日を祝った。
この件について、テン・ハフ監督は次のように語った。
「私はそれを認識しており、その件について彼と話をした。私は彼に『それは容認できない』と言った」
そしてこう続けた。
「彼は私に謝罪をした。それで終わりだ」
ラッシュフォードはこの件でクラブから罰金などの処分を科される可能性があると伝えられていたが、テン・ハフ監督はこれについて問われると「クラブ内部の問題だ」と言って明言を避けた。
ラッシュフォードがテン・ハフ監督から叱責を受けたのはこれが初めてではなく、昨年12月29日に行われた昨シーズンのプレミアリーグ第18節ウルブス戦で、テン・ハフ監督はチームミーティングに遅刻したラッシュフォードをベンチスタートさせた。再び問題視されるような行動を起こした形になったため、テン・ハフ監督のメッセージがラッシュフォードに届いていないのではないか、という指摘もあったが、指揮官はこれを否定した。
「あなたの意見は正しくない。彼は物事を正すことに非常に意欲的で、我々に完全に協力してくれている。時にはミスをするが、それは彼が適応していないことを意味するわけではない。私は毎日トレーニングで彼を見て、彼が何をしているのかを知っているし、ピッチ外で彼がどのように生きているのかも知っている」
今シーズンはリーグ戦でわずか1ゴールと結果を残せていないが、テン・ハフ監督は「彼は相手ゴールになるべく近づかなければならない。そして適切なタイミングでゴール前に到達するためには、タイミングと動きを修正しなければならない。彼が復調してくれると確信している」と信頼を寄せた。