リヴァプール、冬に南米から新MFを獲得? 遠藤に新たなライバル出現か 

写真:リヴァプールはアンドレへの関心を再燃させている©Getty Images

リヴァプールがフルミネンセに所属するブラジル代表MFアンドレへの関心を再燃させていると、地元紙『LiverpoolEcho』が報じている。

今夏、リヴァプールは中盤を刷新し、ドミニク・ソボスライ、アレクシス・マクアリスターなどを獲得した。22歳の同選手にも興味を示していたが、フルミネンセへのオファーは断られていた。

フルミネンセのマリオ・ビッテンコート会長は9月に『ESPN』のインタビューで以下のように説明している。

「ブラジルリーグはシーズンの途中で、カップ戦も優勝を目指せると信じていたので、彼を売らないことに決めた。私はリヴァプールに『現在、我々の選手を放出することはない。1月の獲得になるのであれば話を聞こう』と伝えた」

アンドレは「すべての選手は、ヨーロッパのビッグクラブでプレーすることを夢見ている」と語り、今夏の移籍が決まらなかった理由についても記者会見で答えている。

「今年の初めに、ジニス(フルミネンセの監督)から『今年の年末までチームにとどまってほしい』と言われたため、約束を守ることにした。高年俸のオファーを受けたので『何が起こってもシーズンが終わるまではそこにいるつもりだ』と彼に伝えた。夏になりリヴァプールからのオファーを知り、非常に難しい決断が迫られた。コパ・リベルタドーレスのラウンド16ですぐに敗退する可能性もあるし、決勝に進む可能性もあるからだ。決勝に到達すれば、誰もが私の決断は正しかったと言うだろう」

「結局残留し、タイトルのために可能な限りチームを助けようとするのは、非常に誠実な行動だったと思う。チームが準々決勝、準決勝、そして決勝に進むかどうかに関係なく、自分の選択は正しかったと確信している。そして次は決勝の舞台だ。私たちはすべてを尽くし、このタイトルを獲得するために自分の人生を捧げる」

「年末には何が起こるかはわからない。多くのことが起こる可能性がある。正しい選択をして忠実で、誠実に行動すれば、必ず良いことが起こると思う」

また、リヴァプールが注視しているMFはアンドレだけではなく、アルゼンチンのボカ・ジュニアーズ所属のエセキエル・フェルナンデスも候補に挙がっているとイタリア紙『Gazzetta dello Sport』が報じている。

リヴァプールのマクアリスターはブライトンに所属していた当時、アルゼンチンのスポーツ番組『TyC Sports』にエセキエルについて次のように語っている。

「私がとても好きな選手で、試合をよく理解している。彼は常にボールを受ける準備ができている。両足でプレーし、5番としてもインサイドプレーヤーとしてもプレーできる。彼は非常に良い能力を備えた選手だ。もしブライトンから獲得したい選手を聞かれたら、彼の名前を挙げるだろう」

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