ブレントフォードのトーマス・フランク監督が、イングランド代表FWアイヴァン・トニーが「永遠に」クラブにとどまることを熱望することメントを発した。イギリス『デイリーメール』電子版が伝えている。
トニーは昨シーズンのプレミアリーグで20ゴールを挙げる活躍を見せたものの、賭博規定違反により今年5月から8カ月間の出場停止処分を受けることに。その処分は2024年1月17日に解除される予定となっている。
そして今シーズン後半戦はピッチに立てることもあり、アーセナルやチェルシー、マンチェスター・ユナイテッドなど複数のビッグクラブが冬の移籍マーケットで彼の獲得を目指していると言われている。
ブレントフォードは適切なオファーが届けばトニーの売却を拒まない意向を示しており、1億ポンド(約184億8450万円)の値をつけたと報じられている。
こうした事情の中、フランク監督は記者会見で次のように語ってトニーの残留を熱望した。
「私は彼に残留してほしい。イヴァンはここにいられてハッピーなんだ」
「彼はこのクラブで幸せを感じているが、未来に何が起こるのかを推測するのは不可能だ。彼はトッププレーヤーであり、我々にとって最も重要な選手の一人だ。プレミアリーグでシーズン20ゴール以上を決められる選手なのだから、とても重要な存在であることは間違いない。彼に値札をつけるのは私ではなく、クラブの役割だ。しかし、いずれにしても私は彼に満足しているし、彼には永遠にこのクラブにとどまってほしいと願っている」
フランク監督のコメントからは、1月の移籍マーケットでトニーが移籍してしまうのは避けられないし、やむを得ないことだろう、という心境も透けて見える。果たして1月、トニーはどのような決断を下すのか。