米空母、東地中海で演習 イランなど抑止

米原子力空母ジェラルド・フォード=2022年10月、カナダ・ハリファクス(The Canadian Press提供・AP=共同)

 【ワシントン共同】米海軍は3日、東地中海に派遣した最新鋭原子力空母ジェラルド・フォードと、空母ドワイト・アイゼンハワーの二つの空母打撃群が演習を実施したと発表した。イスラエルとパレスチナのイスラム組織ハマスの戦闘が続く中、米軍の即応態勢を示してイランなどイスラエルの敵対勢力を抑止する狙いがある。

 演習は3日間で、1万1千人以上の米軍関係者が参加。弾道ミサイル防衛や海上補給、海上警備などの訓練をした。イタリア軍の艦船も参加した。

 米海軍は、空母2隻が同盟・友好国と共に中東地域に展開することで「いかなる不測の事態にも対応する能力があることを示す」と強調した。

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