ユナイテッドの次期指揮官に? スポルティングのアモリム監督が噂に言及 「今言うべきことではない」

“青年指揮官"ルベン・アモリム(38)[写真:Getty Images]

スポルティングCPの青年指揮官、ルベン・アモリム監督(38)。マンチェスター・ユナイテッド行きの噂に言及した。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。

現役時代はポルトガル代表選手だったアモリム監督。2017年に32歳でスパイクを脱ぐと、相馬勇紀が所属するカーザ・ピアで監督キャリアを開始し、古巣ブラガの指揮官を経て、2020年3月からスポルティングを指揮する。

選手キャリアではベンフィカ在籍が長かった38歳だが、ベンフィカが宿敵の1つと数えるスポルティングを率いて2年目の2020-21シーズン、クラブは19年ぶりのリーグ優勝。アモリム監督は国内でも指折りの指揮官となった。

そんなアモリム監督に浮上するユナイテッド行きの噂。イングランドが誇る名門は就任2年目を迎えたエリク・テン・ハグ監督の立場が揺らいでおり、一部選手との軋轢も報じられるなかで、解任が取り沙汰されている状況だ。

しかし、後任候補の1人に挙がるアモリム監督は「コメントしたくない。ユナイテッドから連絡はない」と噂を一蹴。同監督とスポルティングの契約には1000万ユーロ(約16億円)の契約解除条項が付いているとされるが、これについても「話すことはない」と、スポルティングの指揮官としてクラブとファンに配慮する。

その上で「将来のプランがないわけではないし、今季の終わりまでに何らかのアイデアも浮かぶだろう。だが、いずれにせよ今言うべきことではない。私自身がここで残す結果こそが、何か違う景色へとつながるのだ。私は契約を尊重する。契約に書かれているもの全てが履行される」とした。

なお、ユナイテッドはアモリム監督の他、元レアル・マドリー指揮官のジネディーヌ・ジダン氏を“ポスト・テン・ハグ”に挙げているとされている。

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