「すべての要素で福岡が上回っていた」 浦和DFアレクサンダー・ショルツが唇をかむ

浦和DFアレクサンダー・ショルツはこの日もセンターバックでプレー。[写真:©超ワールドサッカー]

浦和レッズの7年ぶり3度目となる戴冠とはならなかった。

浦和は4日に国立競技場でアビスパ福岡とのルヴァンカップ決勝に挑み、1-2で敗戦。福岡に悲願のクラブ初タイトルを許した。開始5分と前半アディショナルタイムに失点を重ねたなか、59分にGK西川周作がPKストップで流れを引き寄せ、67分にMF明本考浩が反撃の一発を決めたが、次のゴールが遠かった。

J1最少の22失点を誇る自慢の堅守が前半だけで2度も崩され、準優勝。この日もDFマリウス・ホイブラーテンとともに4バックの中央を担ったDFアレクサンダー・ショルツは今季を通じて抱える課題が出た試合と振り返った。

「シーズンを通して、5バックを相手に、もしくは引いてくる相手にずっとトラブルに見舞われている。人数をかけて攻撃に出ているけど、クリエイトできず、ロングカウンターを受ける場面が多くある」

そう唇をかみ、悔しさを滲ませたアレクサンダー・ショルツだが、「福岡はカウンターだけが良かっただけではなく、ボールを持っているときの質も高かった」と自軍の堅守を攻略した相手の攻撃に賛辞も。「すべての要素で福岡が上回っていたと思う」とも話し、素直に福岡を称えた。

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