堤優威「チーム全体で獲得したポール」平良響「明日の決勝が楽しみ」【GT300予選会見】

 栃木県のモビリティリゾートもてぎで開催されている2023スーパーGT第8戦『MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL』。11月4日の午後に行われたGT300クラス公式予選を終え、ポールポジションを獲得した2号車muta Racing GR86 GTの平良響、堤優威が予選を振り返り、明日の決勝レースへの展望を語った。

●平良響 Q1担当/ベストタイム:1分46秒130

「『タイトル獲得は絶体絶命』というところで、ポールポジションの獲得は予選日の絶対条件でした」

「そのなかで、まずはQ1を通過しなければいけないので『Q1は大事にいこう』と考えながらのアタックだったのですが、非常にマシンのバランスが良かったのでトップで通過することができました」

「Q2を担当した堤選手のアタックを見ている時には、ポールポジションが確定したタイミングは非常にホッとしました。明日の決勝が楽しみです」

「2023年シーズンは、勝てそうで勝てなかったレースというのを3度も経験し、悔しい想いを味わいました。明日は1番勝利が近い位置からスタートすることができるので、最後に優勝して今年を締めくくりたいと思います」

2023スーパーGT第8戦もてぎ 平良響(muta Racing GR86 GT)

●堤優威 Q2担当/ベストタイム:1分45秒633

「まずは予選Q1、Q2で両方トップを獲ることができて、本当に嬉しいです」

「今週はレースウィークに入る前から、チャンピオン獲得には絶対条件となるポールポジションを獲るために、セッティングを煮詰めてきました」

「Q1では、平良選手が速いタイムをしっかり出してきてくれました。そのおかげで十分なデータを得ることもでき、Q2アタックに向けて調整ができましたので、このポールはチーム全体で獲得したポールポジションだと思います」

「今年は本当に悔しいレースが続いているので、明日はしっかりと僕らがやるべきことをやりたいです。チーム全員で協力して、最後に優勝とシリーズチャンピオンを獲ることができたら嬉しいです」

2023スーパーGT第8戦もてぎ 堤優威(muta Racing GR86 GT)
2023スーパーGT第8戦もてぎ 堤優威/平良響(muta Racing GR86 GT)

© 株式会社三栄