「我々にとっては災害のような1日」決勝で敗れた浦和・スコルジャ監督、開始早々の失点を悔やむ「立ち上がりがひどいものになった」

ルヴァンカップ決勝で敗れた浦和・マチェイ監督[写真:©超ワールドサッカー]

浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督が悲壮感を漂わせた。

4日、YBCルヴァンカップ決勝のアビスパ福岡vs浦和レッズが国立競技場で行われ、7大会ぶり3度目の優勝を狙った浦和は1-2で敗れた。

前半の立ち上がりと終了間際に失点を喫した浦和。後半には途中出場の明本考浩が1点を返し、以降も猛攻を続けたが及ばず、準優勝という結果に終わった。

敗れたスコルジャ監督は開口一番、試合開始早々に喫した失点を悔やんだ。

「今日の試合の立ち上がりは、我々にとってかなりひどいものになってしまった。決勝の立ち上がり5分で失点してしまうというのは、試合前のメンタルの準備で何かが間違っていたと思う」

「その後ボールをキープしながら流れを変えていこうというトライはあったが、ナーバスになってしまった」との言葉通り、徐々にポゼッション率は上がったものの、前半は決定機を作らせてもらえず。「ハーフタイムで交代をしながら対策を考えていこうと思っていた」矢先の前半アディショナルタイムに追加点を許し、ゲームを難しくしてしまったと悔いた。

追い掛ける後半にはPKを献上したものの、GK西川周作が山岸祐也のキックをセーブ。「(西川)周作が止めたのは1つのポイントになった」と反攻への転機になったとのコメントを残したが、1点を返したものの、最終盤のホセ・カンテのシュートはポストに嫌われるなど、運にも見放された。

「我々にとっては災害のような1日になってしまった」と沈痛な面持ちで語った指揮官だが、残るリーグ戦やAFCチャンピオンズリーグ(ACL)へ向け、顔を上げる必要があると締めくくった。

「本日は悲しい1日になってしまい、(試合後の)ロッカーの中でも非常に悲しい、悪い雰囲気があったが、我々はここで今一度立ち上がって、次に向かっていかないといけないと思う」

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