古巣との対戦を前にポチェッティーノ監督が思いを語る「素晴らしい思い出を作った場所に戻るのは特別なこと」

写真:4年ぶりにトッテナムのホームスタジアムに帰還するポチェッティーノ監督

チェルシーのマウリシオ・ポチェッティーノ監督は、2014年の7月から2019年の11月に解任されるまで約5年間、トッテナムの監督を務めた。2018-19シーズンには初めてクラブをUEFAチャンピオンズリーグ決勝進出に導くなど、トッテナムをイングランドの強豪に押し上げた。その後パリ・サンジェルマンの監督を務め、今シーズンからはチェルシーの再建を託されている。

ポチェッティーノ監督は、現地時間11月6日に行われるプレミアリーグ第11節のトッテナム戦を前に、古巣との対戦を前に意気込みを語った。イギリス『BBC』が報じている。

「私にとって幸せな日になるだろう。私はフットボールのプロフェッショナルだが、同時に人間であり、感情もある。一緒に素晴らしい思い出を作った場所に戻るのは本当に特別なことだ。嘘をつくつもりはない」

「私がクラブを去った時は難しい時期だったが、また戻ってきて、まだトッテナムで働いている多くの人に会える機会がある。エキサイティングな瞬間になるだろう」

今シーズンの優勝候補と一角として考えられているトッテナムに戻るのは、かつてのパートナーに会うのと同じような気分になるかと問われ「その気持ちは分からない。なぜなら妻と32年近く一緒に過ごしてきたからね」と冗談を飛ばした。

そして、トッテナムのファンが自身に対してどんな反応を見せるかは分からないとしながらも、自身の感情に影響を及ぼすことはないと主張した。

「月曜日まで何が起こるかわからないから、現時点では何も言うつもりはない。最も重要なことは、私たちが一緒に過ごした素晴らしい思い出を忘れることはできないと、みんなが知っていることだ」

「そして彼ら(トッテナムサポーター)がどのような表現をしても、それを尊重するつもりだ。信じられないような素晴らしい時間を過ごしたクラブに対する私の感情、私の見方、気持ちが変わることはない。私は『決して監督を務めたくないクラブはアーセナルだけだ』と常々言っていた。なぜなら、彼らはトッテナムにとって最悪の敵だと考えられるからだ。そしてバルセロナについてもそうだ。同じようにエスパニョールにとって最大のライバルだからだ」

© 株式会社SPOTV JAPAN