代理人の存在がキーとなるか?デイヴィスがレアル・マドリード加入へ前向きな姿勢

写真:レアル・マドリードへの移籍が噂されるデイヴィス ©Getty Images

レアル・マドリードは2024年夏の移籍市場でカナダ代表アルフォンソ・デイヴィス獲得を目指しており、デイヴィスの代理人であるナダル・フオセ氏との交渉はここ数週間で大きな動きを見せている。また、デイヴィス本人も来夏のレアル・マドリード移籍に前向きだという。スペイン『As』電子版が伝えている。

バイエルン・ミュンヘンはデイヴィスのバックアップとして、今夏に左サイドバックを主戦場とするラファエル・ゲレイロを獲得した。そして、クラブはデイヴィスとの現行の契約が2025年6月までとなっていることを踏まえ、フリー移籍での放出を避けるべく来夏にデイヴィス売却を検討しているという。

ポイントとなるのはデイヴィスの移籍金とされており、ドイツ『Sport Bild』によると、5000万ユーロ(約80億円)前後での取引が行われる予定だという。しかし、マンチェスター・シティやチェルシーなど圧倒的な資金力を誇るライバルもデイヴィス獲得に興味を示しており、その移籍金が上がる可能性は十分にあるという。

経済的にプレミアリーグのチームにやや劣るレアル・マドリードだが、デイヴィスの代理人の存在はクラブに優位に働く可能性がありそうだ。デイヴィスの代理人を務めるフオセ氏とは、デイヴィスがカナダに移住した5歳の頃からの仲であり、デイヴィスの両親も絶対的な信頼を寄せている。そして、フオセ氏はファブリツィオ・ロマーノ氏とのインタビューでレアル・マドリードへの憧れを口にした。

「バイエルンを下に見ている訳ではないが、レアル・マドリードは14回のチャンピオンズリーグ優勝を誇るクラブだ。私はレアル・マドリードのファンであり、そのクラブが自分が代理人を務める選手へ関心を持っていると聞けば、とても誇らしいことだよ」

マルセロ退団以降、左サイドバックは常にクラブの補強ポイントとなっている。フェルラン・メンディは怪我がちであり、退団が常に噂されている。攻撃面での貢献は素晴らしいフラン・ガルシアは、守備面でやや問題を抱えていることを考えれば、来季のデイヴィス獲得は必須となりそうだ。

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