ゴードンの決勝点でニューカッスルがアーセナル下す 冨安はフル出場も、チームは今季リーグ初黒星|プレミアリーグ

写真:この日決勝点を挙げたゴードン ©Getty Images

現地時間11月4日、プレミアリーグ第11節のニューカッスル vs アーセナルの一戦が、セント・ジェームズ・パークで行われた。

ホームのニューカッスルは、前節のウルブス戦と同じスターティングメンバーを採用。サンドロ・トナーリが10ヶ月の出場停止処分を受けたことにより、ショーン・ロングスタッフが前節同様にスタメンに入り、最前線には今季プレミアリーグで7ゴールを記録しているカラム・ウィルソンを起用した。

一方、アウェイのアーセナルは左サイドバックに冨安健洋を起用し、最前線には前節のシェフィールド・ユナイテッド戦でハットトリック記録したエディー・エンケティアが務めた。

上位対決となったこの試合、両チーム開始直後から激しくプレスをかけ試合の流れを掴みにかかる。ファーストシュートは14分、ブカヨ・サカがドリブルで仕掛けるも、ペナルティアーク付近でボールロスト。しかし、アーセナルはロスト直後に前線からプレスをかけ、最後は冨安がシュートまで持ち込むも、DFにあたりコーナーキックとなる。

その後は両チーム決定的なチャンスをつくれずにいると、29分に今季好調のウィルソンにファーストチャンスが訪れる。敵陣中央付近からのフリーキックを獲得したニューカッスルは、アーセナルの隙をつきクイックリスタートを選択すると、最後はブルーノ・ギマラインスのクロスにバン・ダーンが頭で中央へ折り返すと、ウィルソンが素早く反応し右足で狙うも、惜しくもクロスバーの上へ外れる。

37分には、カイ・ハヴァーツのロングスタッフに対する危険なタックルにより、イエローカードが提示されると、ニューカッスル側はこの判定に猛抗議。最終的にアントニー・ゴードン、ファビアン・シェア、ロングスタッフが抗議によりイエローカードをもらってしまう。

45+2分には、ガブリエウ・マルティネッリが個人技で魅せる。左サイドでボールを受けると、ドリブルでペナルティエリアに侵入し、キックフェイントでキーラン・トリッピアーをかわしシュートを放つも、ボールはGKニック・ポープの正面に飛んでしまい先制点とはならない。

やや荒れ模様となった前半は、両チーム多くの決定機をつくりだせず、0ー0のまま終了する。

後半立ち上がりの54分、カウンターからニューカッスルがチャンスを迎える。DFシェアの前線へのフィードを受けたウィルソンは、ミゲル・アルミロンへ預けると、アルミロンがDF2枚引きつけると、最後は左サイドから駆け上がってきたゴードンがシュートチャンスを迎えるも、上手くミート出来ずGKダビド・ラジャが難なく抑える。

すると、64分試合を押し気味に進めていたニューカッスルが先制点を奪う。投入されたばかりのジェイコブ・マーフィーが左サイドからクロスを入れると、GKラジャは果敢にクロスに対応するも、目測を見誤りボールに触れることはできない。そのクロスをジョエリントンが中央へ折り返し、最後はガラ空きのゴールにゴードンが押し込み1ー0とする。

アーセナルは最後まで攻め続けるもゴールは奪えず、これでミッドウィーク開催のカラバオカップウェストハム戦に続き黒星を喫し、今季初の公式戦連敗となった。一方のニューカッスルは先制点以降我慢の時間帯が続いたものの、最後まで守り切り上位陣に喰らいつく重要な3ポイントを獲得した。

◉試合結果
ニューカッスル 1-0 アーセナル

1-0 64分 アントニー・ゴードン(ニューカッスル)

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