●菓子や雑貨販売、落ち葉切り貼り しいのき緑地本多の森公園…
金沢市中心部で4日に始まった「百万石まちなかめぐり もみじ2023」(同実行委主催、北國新聞社など後援)では、菓子や雑貨の販売、絵を描くワークショップのテントが並んだ会場に多くの人が訪れ、紅葉に彩られた城下町の風情を感じながら「芸術の秋」「食欲の秋」を満喫した。
しいのき緑地では「もみじアート教室」が開かれ、子どもらがアメリカ楓(ふう)通りで拾った落ち葉を切り貼りして、伸び伸びと絵を描いて楽しんだ。金沢城公園と兼六園の紅葉を楽しむガイドツアーも行われた。
同緑地と本多の森公園では「妄想時代旅行」と題した企画が行われた。世界の国や地域のほか、「江戸時代」「大航海時代」など国内外の歴史をテーマに、関連する料理や雑貨のブースが並んだ。
アイルランドのアイリッシュコーヒー、インドのカレー、米国で親しまれている焼き菓子などが販売され、来場者は舌鼓を打った。日本の縄文時代にちなみ、革で土偶のキーホルダーを作るワークショップも人気を集めた。
●和装でおもてなし
しいのき迎賓館では、コンシェルジュ(総合案内人)がアンティーク柄の和装でカウンターに立ち、来場者に設備や周辺の観光スポットを案内した。
9月に石川四高記念文化交流館でオープンした、県のレトロ衣装体験ルーム「レトリズム」の着物を利用した企画。レトリズムでは男女の袴や着物を貸し出しており、現在はオープン記念で全6プランが千円引きで利用できることも紹介した。コンシェルジュは5日も和装で来館者を迎える。