華やか舞台、観客魅了 富山シティバレエ団公演

華麗な舞台を繰り広げる出演者=富山市のオーバード・ホール

 富山新聞創刊100年を記念した富山新聞文化センター富山シティバレエ団のバレエコンサート2023(富山新聞社主催、北國新聞文化センター共催)は4日、富山市のオーバード・ホールで開催された。幼児から社会人まで約100人が、クラシックの現代的なアレンジやワルツ、人気映画の曲に乗せて、華やかな舞台を繰り広げた。

 バレエ団客員講師の山口章さん(A・Tバレエアーツ主宰)、ゲストの吉田旭さん(宮下靖子バレエ団)が出演した。

 2部構成で、1部は「I.Fclassics~くるみ割り人形~」で幕を開けた。冒険者風の衣装で双眼鏡を手に踊る「トレジャーハンター」など、多彩な演目で会場を楽しませた。「懐かしい木陰」では、北國新聞文化センター金沢シティバレエ団の団員も出演した。山口さんが振り付けた「Spread」は、軽快で力強く、自由に身体を使った表現に来場者が見入った。

 2部の「アンダーソンメドレー」では、園児から小学3年までが、白やピンク、水色の衣装で愛らしく踊った。最後の演目「スケートをする人々」は山口さんが振り付けを担当し、手を取り合いロマンチックに踊るカップル、軽やかにスケートを楽しむ人々の姿に、来場者から大きな拍手が送られた。

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