復興や防災の学習拠点が開設 盛岡・岩手県立図書館

岩手県立図書館内に設けられた「I-ルーム」で学びを深める生徒ら

 盛岡市盛岡駅西通の県立図書館(森本晋也館長)は3日、復興・防災学習拠点「I(アイ)―ルーム」を4階に開設した。東日本大震災など災害関連の資料を集約。全国の図書館で広がりつつある「会話可能な空間」とし、グループ学習にも最適なスペースとした。震災伝承や防災への探究学習の深まりが期待される。

 I―ルームは、利用が減っていたビデオブース294平方メートルを一新。県産材でできたテーブル6卓と椅子36脚、書架を設置した。初日は盛岡・黒石野中2年生が震災学習の成果を発表。生徒7人が被災者へのインタビューを通した学びを報告した。

 利用無料。イベント利用は事前予約が必要。問い合わせは同館(019.606.1730)へ。

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