北朝鮮、ICBM発射で記念日 「ミサイル工業節」制定

北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党総書記(タス=共同)

 【ソウル共同】北朝鮮メディアは5日、国会に当たる最高人民会議の常任委員会常務会議が開かれ、11月18日を「ミサイル工業節」に制定する政令を採択したと伝えた。昨年同日の新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17」発射実験の記念日とみられる。教育省の再設置なども決めた。

 ミサイル工業節は「世界的な核強国、最強の大陸間弾道ミサイル保有国の威容を満天下にとどろかせた歴史の日」だとしている。火星17発射は金正恩朝鮮労働党総書記が現地で指導し、核戦力開発の意志を鮮明にした。 教育部門では、教育省を教育委員会とし、傘下に高等教育省などを設ける10年6月採択の政令を廃止した。

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