男子は大石、女子は廣瀬がV 富山マラソン

(左)笑顔でゴールする大石さん/(右)両手を広げゴールテープを切る廣瀬さん=富山市湊入船町

 県内最大のフルマラソン大会「富山マラソン2023」は5日、高岡、射水、富山の3市を通るコースで行われ、男子は大石巧(27)=スズキAC、静岡県=が2時間24分12秒で初優勝し、女子は廣瀬光子(49)=東京WINGS、東京都=が2時間48分49秒で5大会連続6度目の頂点に立った。沿道からの声出し応援が解禁されるなど4年ぶりの通常開催となり、過去最多の1万4646人が活気ある富山路を駆け抜けた。

 8回目の開催となった今大会は秋晴れの下、フルマラソンと車いす(約9キロ)、ジョギング(約4キロ)の3部門を実施した。

 フルマラソンは1万3408人が高岡市役所前を一斉にスタート。高岡大仏前や射水市の新湊大橋を駆け抜け、1万2631人が富山市の富岩運河環水公園で7時間の制限時間内にゴールした。完走率は94.2%で過去7回の大会で最も低かった。

 車いすは出場16人のうち14人がフィニッシュ。ジョギングは1222人のうち1142人が完走した。

 今年は新型コロナウイルスの感染防止に向けた規制をなくし、沿道からの応援を解禁。大勢の県民が、ランナーに力強い声援を送った。実行委によると、マラソンのゴール地点の最高気温は25.2度で、大会が始まって以来最も暑いレースとなった。

 開会式では、角田悠紀高岡市長が開会宣言し、富山マラソン実行委員会長の新田八朗知事があいさつ。山本徹県議会議長と蒲地北日本新聞社長が激励した。

 大会は実行委員会と富山陸上競技協会主催。県と富山、高岡、射水の3市、北日本新聞社共催。同協会主管。

次々とスタートするランナー=高岡市役所前
沿道でランナーを応援する人たち=高岡市守山町
「富山マラソン2023」で続々とスタートする大勢のランナー=高岡市役所前

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