売れっ子俳優も登場 秋の風物詩“北本まつり”宵まつり盛況、「源範頼ねぷた」も迫力満点 山車20基は関東最大級

武者絵の北本ねぷたが運行し、盛り上がりを見せる北本まつりの宵まつり=4日夜、北本市の北本駅西口・西中央通り

 埼玉県北本市の秋の風物詩「北本まつり」の宵まつりが4日、4年ぶりにJR北本駅西口・西中央通りで開かれた。扇形をした武者絵「源範頼ねぷた」をはじめ、各種北本ねぷたと囃子(はやし)山車が競演。関東最大規模の20基が運行した。

 宵まつりは1994年に始まり、30年目。今年はねぷた運行に先立って姉妹都市の福島県会津坂下町の“奇祭”大俵引きも初披露され、長さ4メートル、高さ2.5メートル、重さ約5トンの大俵を引き合った。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で範頼役を演じた迫田孝也さんも特別参加した。

 ねぷた絵は、勇壮な武者絵が中心。墨とろう、染料で描かれ迫力満点。宵闇が迫ると、市内各団体や中学生たちが制作したねぷたに明かりがともった。囃子山車も加わり、光と音で彩る幻想的な雰囲気になった。

 5日は産業まつりが市役所駐車場で開かれる。地元の朝採り野菜をはじめ、商工バザール、会津坂下町の物産品などが販売される。

© 株式会社埼玉新聞社