長崎帆船まつり 港一体にぎわう コロナ禍で4年ぶり開催、5日まで

好天の下、見物客でにぎわう長崎帆船まつり=長崎市常盤町

 「長崎帆船まつり」(実行委主催)が4日、長崎水辺の森公園(長崎県長崎市常盤町)や出島ワーフ(出島町)など長崎港一帯で4年ぶりに開幕した。晴天に恵まれ汗ばむ陽気の中、日本と韓国の帆船計3隻の姿を見ようと多くの見物客が詰めかけた。5日まで。
 長崎の春の風物詩として毎年開かれていたが、コロナ禍の影響で2020年以降、春の開催が見送られていた。4年ぶり21回目の今年はコリアナ(韓国)、海王丸、観光丸(いずれも日本)が寄港。見物客らは大きな帆船を背に、写真を撮るなどして楽しんだ。
 各船内の一般公開も実施。乗船した人たちは船員の説明を聞きながら、普段は見ることができない船内に興味津々。家族ら8人で訪れた同市内の馬場怜菜さん(33)は「以前からよく来ていた。長崎らしい光景が戻ってうれしい」と話した。
 5日は一般公開のほか、観光丸体験クルーズやロープワーク・手旗信号教室などのイベントもある。

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