女性800人 シーボルトらの足跡たどる 長崎ウーマンズ・ウォークラリー

シーボルトの足跡をたどろうと出発する参加者=長崎市、中央公園

 「第36回長崎ウーマンズ・ウォークラリー」(実行委主催)が3日、長崎県長崎市内であった。今年は江戸時代の出島オランダ商館医シーボルトの来日200周年を記念し、シーボルトと家族の足跡を約800人の女性参加者がたどった。
 男子禁制で実施。コースは中央公園(賑町)を発着地点に、シーボルト記念館(鳴滝2丁目)や国指定史跡「出島和蘭商館跡」(出島町)、長崎(小島)養生所跡資料館(西小島1丁目)など市内8カ所を巡る約8.5キロ。
 開会式で竹中晴美代表理事は、先月の県地域文化章受章を報告し「町歩きが地域の文化として評価された」とあいさつ。今回のコースについて「シーボルトは医師で植物学者、偉大な父親。歩きながらゆっくり感じてほしい」と話した。
 祖母と参加した市立高城台小2年の篠原夕奈さん(8)は「歴史が好きで、今日を楽しみにして来た。頑張って歩きたい」と話した。

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