目指せ1番札! 長崎県護国神社「坂のぼり」 プロ野球選手の自主トレ地 子どもらが駆け上がる

坂を駆け上がり、小学3年女子の部で1番札を手にする参加者=長崎県護国神社

 長崎県長崎市城栄町の県護国神社で3日、駐車場に続く坂道を駆け上がる催し「坂のぼり」が初めて開かれた。幼児(年中、年長)と小学生の男女約160人が参加し、境内の1番札を目がけて競った。
 同神社青少年育成協議会主催。石見雅浩実行委員長(63)によると、子どもの健全育成と体力増進が目的。この坂道は、プロ野球ソフトバンクの和田毅投手が自主トレに使うことでも知られ、警察官や消防士、地元の学生らのトレーニング場所にもなっている。
 走行距離は、実行委が学年に応じて距離を設定。最短は幼児の約100メートルで、最年長の6年生は約380メートルを走り抜いた。年長女子の部で1番札を手にした同市諏訪町の川原早絵ちゃん(6)は「遠くてきつかったけど、頑張って腕を振った。1番になれてうれしかった」と喜んだ。

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