決勝は2年ぶり矢板中央と22年ぶり国学栃木に 高校サッカー栃木県予選 

矢板中央-白鴎足利準決勝 後半10分、矢板中央の井上(右)が決勝のヘディングシュートを決める=県グリーンスタジアム

 第102回全国高校サッカー選手権大会栃木大会第6日は5日、県グリーンスタジアムで準決勝2試合が行われ、矢板中央が2年ぶり、国学院栃木が22年ぶりの決勝に進んだ。

 矢板中央は1-0で白鴎大足利に競り勝った。後半10分、FKからのボールに走り込んだDF梶谷皇光斗(かじたにじゅきと)がコースを変え、遠いサイドでMF井上拓実(いのうえたくみ)主将が頭で押し込んで先制。その後も堅い守備でこの1点を守り切った。

 国学院栃木はPK戦で前回王者の佐野日大を撃破。0-1の後半14分に辻惟杜(つじゆいと)の左足のゴールで同点とし、7分後に再び辻の右足で勝ち越した。同33分に追い付かれたがPK戦ではGK菊田謙心(きくたけんしん)が1人目のシュートをブロック。国学院栃木は5人全員が決めて5-3で制した。

 大会最終日は11日午後1時から、同会場で決勝が行われる。

国学栃木-佐野日大準決勝 22年ぶりの決勝進出を果たし、GK菊田(右)のもとに駆け寄る国学栃木イレブン=県グリーンスタジアム

© 株式会社下野新聞社