ニューカッスル vs アーセナル戦の得点シーンに新説 ジョエリントンのハンドだった?

写真:見方によってはボールが腕に触れているようにも見えるが…… ©Getty Images

現地時間11月4日に行われたプレミアリーグ第11節ニューカッスル vs アーセナルの一戦は、64分にアントニー・ゴードンがゴールを決めてニューカッスルが勝利を収めた。この得点シーンでは3つの事象についてVARによるチェックが行われ、微妙な判断の末にゴールが認められることとなった。

まずはジェイコブ・マーフィーのシュートがゴール前を横切り、ゴールラインギリギリでジョー・ウィロックがそのボールを拾ったシーンでゴールラインを完全に割っていたかどうか。続いてウィロックのクロスをジョエリントンとガブリエウ・マガリャンイスが競り合った場面で、ジョエリントンのファウルがあったかどうか。最後はジョエリントンがこのボールを落とした瞬間、ゴールを決めたゴードンがオフサイドポジションにいたかどうか。

この3つの事象についてVARのアンディ・マドリー審判員が入念なチェックを行ったため、正式な判定が下るまでに数分間を要したが、最終的にはゴールが認められ、これが決勝点となった。

当然ながらアーセナルのミケル・アルテタ監督はこの判定に激怒。イギリス『デイリーミラー』電子版は、アルテタ監督の試合後のコメントを紹介している。

「何が起こったのか。恥ずかしいことだ。プレミアリーグは世界最高のリーグだと言われている。私はこの国に20年間住んでいるが、今はとても恥ずかしい思いだ。これは恥ずべきことだし、あまりに多くの問題がある」

一方、カタールのスポーツ専門局『beIN SPORTS』のイギリス版では、番組内でこのシーンに関する入念な検証を行った。ウィロックがボールを拾ったシーンでは、CG画像を使い、ボールの一部がギリギリでラインにかかっていたと結論づけた。

一方で、番組に出演していた進行役のリチャード・キーズ氏と元スコットランド代表FWで解説者のアンディ・グレイ氏は、ジョエリントンとガブリエウが競り合った場面については「ジョエリントンのファウルがあり、ハンドもあった」と断言し、ゴールは認められるべきではなかったと語った。

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