【企画】プロ野球 新規参入「ハヤテ223」がトライアウト 本拠地・静岡市の清水庵原球場で実施

静岡市を本拠地にプロ野球ファームリーグへの新規参入が内定した「ハヤテ223」。11月3日・4日の2日間にわたり、トライアウトを行いました。会場にはプロ野球選手になる夢をかなえようと多くの選手が集まりました。

静岡市清水区の清水庵原球場には、「ハヤテ223」のトライアウトを受けようと多くの選手が集結。170人の申し込みがあったということですが、1日目は書類選考を通過した96人が1次審査に臨みました。

(トライアウト参加者)

「きょうは結果は何でもいいので、思い切って自分のプレーをするだけ、とにかく思い切ってやることだけ、一生懸命やりたい」

静岡市を本拠地にする「ハヤテ223」。9月のオーナー会議で、来シーズンからプロ野球の2軍、ファームリーグへの参入が内定しています。しかし、ハヤテはチームをもっていないため、選手をどう集めるかが注目されていました。

球場には先日、発表されたチームの首脳陣の姿もありました。静岡市清水区出身で元横浜監督の山下大輔ゼネラルマネージャー(GM)と、藤枝市出身で静岡高校卒業後、近鉄などで活躍した赤堀元之監督です。2人とも参加者に熱い視線を送っていました

(山下大輔GM)

「僕の生まれ故郷 実家から近い66年ぶり、プロ野球の球団が2軍ですが増える、誕生するのは大変光栄に思う」

初日の1次審査は、体力測定や筆記試験などが行われ、選手は約半数に絞られました。

NPB経験者も7人参加 目玉となる選手も…

そして、2日目は1次審査の通過者49人、とNPB経験者7人の計56人が参加。その中には、このトライアウトの目玉となる選手の姿も…

(池谷蒼大投手)

「地元ということもあるので気持ちも入ります」

横浜DeNAベイスターズから“戦力外通告”を受けた静岡高校出身の池谷 蒼大投手です。緊張もあり、少しでも球場に慣れておきたいと受け付け開始の2時間前に到着したといいます。静岡高校の同級生、群馬大学医学部6年生の竹内奎人選手とウォームアップを行いました。

2日目は主に実戦形式。池谷投手は打者4人を相手に10球を投げ、被安打0、1つの三振を奪うなど隙のないピッチングで首脳陣へアピールしました。

そして、4日午後5時ごろ、2日間にわたるトライアウトが終了しました。

今回のトライアウト、池谷投手は「70点の出来」と振り返りました。

(池谷蒼大投手)

「今シーズン、サイドスローで投げぬいたが、自分の投げたい形の“上から投げる”ということで、1か月もたってないが、結果が少し出たのかなと思っているので、自信になったかなと思います」

2日間にわたるトライアウトを終えた赤堀監督は、一定の手ごたえを感じたと言います。

赤堀監督も手ごたえ「いい選手、これから戦える選手を導いていきたい」

(赤堀元之監督)

「試合のシートバッティングとかいろいろなものを加味しながら、山下GMとしっかりと話しあいながら、検討しながら、いい選手、これから戦える選手を導いていきたいなと思っています」

新球団の登録選手は40人ほど。今回のトライアウトで20人ほどが選ばれるということです。

© 株式会社静岡第一テレビ