“住み続けたい街”ランキング 森町が1位に…高評価のワケは?(静岡県)

「自分が住んでいる街にこれからもずっと住んでいたいか」

静岡県民へのアンケートをもとに“住み続けたい街”のランキングが発表されました。1位に選ばれた自治体は?

この調査は、賃貸大手の大東建託が都道府県別に2021年から発表しています。調査はインターネットで行われ、県民 約2万人が回答。自分が住んでいる街に「ずっと住んでいたいか」を5段階で評価してもらい、それをもとにランキング形式で集計しました。その結果、「住み続けたい街ランキング」の3位は清水町、2位は静岡市葵区となりました。そして、1位となったのは…。人口 約1万7000人の森町です。その理由について調査した会社は…。

(大東建託賃貸未来研究所 宗 健 フェロー)

「一番大きいのは歴史的背景のある、きれいで美しい街への誇りが、この街を守っていこう、この街に住み続けようという気持ちにつながっている」

森町は、小國神社をはじめとする由緒ある寺社仏閣が多く「遠州の小京都」とも呼ばれています。また、農業が盛んで、トウモロコシやレタスの産地としても知られています。ランキングの中で、森町は「街に誇りがある」「街に愛着がある」といった点で高評価を得ました。この結果について町長は。

(森町 太田 康雄 町長)

「森町の住民は、街に誇りを持っている人が多い。そのことが結果に表れていると思う」

4年前に横浜から移住したという町民に話を聞くと…。

(横浜から移住した町民)

「自然も本当にきれいで、人々も優しいし文化も大切にしている。横浜に帰りたいと思ったことがないですね」

一方、地元住民は街の魅力についてこう話します。

(遠州森のまつり 鈴木 進 頭取会長)

「森町自体が歴史が古い街、祭りと共に今まできている」「地元愛が非常に強い街なのかな」

一方、住民の幸福度について調査したランキングでは、3位に菊川市がランクイン。2位は、長泉町。1位は2年連続で、浜松市西区となりました。調査した会社は、一定の所得があり、子育て世代がほかの自治体に比べ多いことが1位になった要因ではないかと分析しています。

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