〈サンダーバーズ・日本海リーグ〉指名、ファンのおかげ 大谷ら3選手、高岡で交流

あいさつする大谷投手=高岡市の高岡商工ビル

 日本海リーグ・富山GRNサンダーバーズのファン感謝祭は5日、高岡市の高岡商工ビルで行われた。プロ野球ドラフト会議で指名を受けた3選手が決意を語り、駆けつけたファンが選手ら32人との交流を楽しんだ。千葉ロッテに2位指名された大谷輝龍(ひかる)投手(小松市出身、小松大谷高OB)は、「これからは新人王を目指して頑張る」と力を込めた。

 大谷投手は、最初は2位という順位に驚いたとし、「ファンをはじめ、監督やコーチ、スタッフの皆に支えられて受けた指名」と支えてくれた人への感謝を語った。阪神育成1位の松原快投手(黒部市出身、高朋高OB)は「思い入れの強いシーズンだった。来年は(グランドチャンピオンシップで)優勝してくれると信じている」とチームの活躍を期待した。ロッテ育成3位の髙野光海外野手は「ステージが変わっても皆に応援してもらえるように頑張る」と意欲を示した。

 吉岡雄二監督は「ファンの応援が、選手を『頑張りたい』という気持ちにさせてくれた。これからも長い付き合いをしていただけるとうれしい」とあいさつした。高岡商高OBの島村功記内野手ら、退団する選手とコーチも謝辞を述べた。

  ●大縄跳び楽しむ

 交流会では選手とファンがチームを組み、二人三脚や大縄跳びなどのアトラクションに協力して挑んだ。ストラックアウト対決では、選手が子どもに投球動作を教える場面もあった。家族で訪れた高岡市蓮花寺の会社員久保卓也さん(49)は「素晴らしい1年だった。来シーズンはぜひタイトルをとって、富山の野球をもっと盛り上げてほしい」と話した。

  ●12日の「野球道場」、大谷投手がゲスト 富山新聞文化センター

 大谷投手は12日、富山新聞高岡会館で開催される富山新聞文化センターの講座「土肥健二の野球道場」特別編にゲストで登場する。元プロ野球選手でロッテの先輩に当たる土肥健二氏(射水市出身、高岡商高OB)とともに、プロでの心構えなどを語り合う。大谷投手の直筆サインプレゼントもある。

 講座は午後2時から。参加費は2千円、高校生以下は千円。申し込み、問い合わせは富山新聞文化センター高岡本部=0766(26)7000=まで。

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