山本由伸がメジャー挑戦へ オリックスがポスティング移籍を容認

日本時間11月6日、MLB公式サイトは日本プロ野球のオリックスバファローズが山本由伸のポスティング制度によるメジャー挑戦を容認したことを正式に発表したことを伝えた。同サイトが先日発表した今オフのFA選手ランキングにおいて、山本は大谷翔平に次ぐ2位にランクインしており、熾烈な争奪戦が繰り広げられることが確実視されている。なお、同サイトは山本が日本シリーズ第6戦で14奪三振の無四球完投勝利をマークしたことも紹介している。

今季、山本のピッチングを視察するために球団幹部を日本へ派遣したチームも多く、「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、少なくとも8チームが山本の獲得に乗り出す見込みだという。ヘイマン記者が挙げた8チームは、メッツ、レッドソックス、カブス、カージナルス、ドジャース、ヤンキース、ダイヤモンドバックス、タイガースだ。

MLB公式サイトのFA選手ランキングを担当したマーク・フェインサンド記者は「各チームのスカウトたちは山本がすぐにメジャーの先発1~2番手として活躍できると信じている」と山本への高い評価を紹介。契約する可能性があるチームとしては、ドジャース、メッツ、レッドソックスの3チームを挙げている。

MLB公式サイトは山本について「日本版のサイ・ヤング賞である沢村賞を3年連続で受賞。その期間中、550回2/3を投げて四球(110)の5倍以上となる三振(580)を奪い、防御率1.44を記録した。90マイル台のファストボールのほか、鋭く落ちるスプリッターと大きく曲がるカーブが武器。さらに、大きな故障の経験がない」と紹介。日本球界での圧倒的な実績や25歳という年齢から総額2億ドルを超える大型契約になることを予想する声も出ている。

大谷が右ひじの手術で来季は投げられないため、実質的には今オフのFA市場において「最高の投手」という評価を受けている山本。来季はどのチームのユニフォームを着てマウンドに立っているのだろうか。

The post 山本由伸がメジャー挑戦へ オリックスがポスティング移籍を容認 first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.