さいたまクリテリウム「忘れがたい思い出」に 初出場のポガチャル選手がV 25歳、最優秀新人賞も受賞

初出場で初優勝を果たし、表彰式で観客の声援に応えるタデイ・ポガチャル選手(右から2人目)=5日午後、さいたまスーパーアリーナ

 自転車ロードの国際レース「2023ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」が5日、埼玉県さいたま市内で開催された。

 国内外のトップレーサー52人が出場したメインレースは、21年に史上最年少でツール・ド・フランスを連覇したタデイ・ポガチャル選手(25)=スロベニア=が初出場で初優勝した。最優秀新人賞も受賞した。大勢の観客がさいたま新都心の沿道に集まり、世界の走りを体感した。

 ポガチャル選手は記者会見で、「日本で優勝することができて、信じられないくらいうれしい」と感想を語った。クリテリウムの印象について「ファンの皆さん、雰囲気がとても良かった。忘れ難い思い出で、日本、さいたまが好きになりました」と話した。

 大会は今回が9回目。新型コロナウイルスの影響で20、21年が中止され、22年は3年ぶりに実施した。一般社団法人さいたまスポーツコミッションが主催、さいたま市などが共催した。

© 株式会社埼玉新聞社