諫早・角膜提供者の顕彰祭 多くの人に「光と愛」を ライオンズクラブ国際協会

角膜提供者への感謝の気持ちを込めて献花する参列者=諫早市、西諫早団地第一公園

 角膜提供者に感謝する顕彰祭が5日、長崎県諫早市堂崎町の西諫早団地第一公園にある顕彰碑前であり、関係者約150人が白菊を献花した。
 ライオンズクラブ国際協会337-C地区2リジョン(長崎、諫早、島原、南島原、雲仙地区)の角膜提供者顕彰碑委員会(川原保治委員長)が、碑を建立した2012年から毎年開催。昨年までに463人が碑に刻まれ、今年新たに26人が加わった。
 川原委員長が「今後もアイバンク登録者数の向上を図り、地区全体に広げていく啓蒙(けいもう)活動を継続し、1人でも多くの目が不自由な人に光と愛が届くよう願う」とあいさつ。
 遺族代表として、今年2月に父親の角膜を提供した諫早市の早田浩一さんが寄せた「父の角膜も現在、どなたかの人生を明るいものにし、一緒に未来を見続けていると思うと、最後に最高の奉仕をしたんだなと思う」との言葉が紹介された。参列者は「光と愛」と刻まれた顕彰碑に白菊を献花し、提供者の遺徳をしのんだ。

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