レイズのベンディックスGMがマーリンズの編成本部長に就任予定

MLB公式サイトが関係者から得た情報によると、マーリンズはレイズのピーター・ベンディックスGMを編成本部長として招へいする方針を固めたようだ。米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者は「ベンディックスが編成本部長の最有力候補になっている」と報じたあと、「ベンディックスはレイズの同僚たちに退団の意思を伝えた」と最新情報をリポート。ベンディックスはキム・アングGMが退団したマーリンズのフロントオフィスのリーダーを務めることになる。

現在38歳のベンディックスは、レイズのエリック・ニアンダー編成本部長のもとで2021年12月からGMを務めている。もともとは2009年1月にインターンとしてレイズのフロントオフィスに加わり、着実にステップアップ。GMに昇進したあとは、主にメジャー部門の選手評価、戦力補強、ロースター管理などを担当してきた。

レイズがスモールマーケット球団ながらも成功を収めていることもあり、近年は他球団に人材を引き抜かれるケースが目立っており、ドジャースのアンドリュー・フリードマン編成本部長、レッドソックスのチーフ・ベースボール・オフィサーを解任されたハイム・ブルーム、ブリュワーズのマット・アーノルドGM、元アストロズGMのジェームス・クリックらはいずれもレイズ出身の人材である。このうち、フリードマンとクリックはチームをワールドシリーズ制覇に導いている。

マーリンズは今季、ワイルドカードを獲得してナ・リーグの第5シードでポストシーズンに進出。しかし、2022年のサイ・ヤング賞投手であるサンディ・アルカンタラがトミー・ジョン手術を受けて来季絶望となり、チーム最多の36本塁打を放った主砲ホルヘ・ソレアはオプトアウトの権利を行使してFAとなった。ベンディックスは正式に編成本部長に就任したあと、戦力の維持、そして戦力アップのために忙しいオフシーズンを過ごすことになりそうだ。

The post レイズのベンディックスGMがマーリンズの編成本部長に就任予定 first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.