彩りに誘われ来場者増 弘前城菊と紅葉まつり(青森県)閉幕 ライトアップは12日まで

最終日を迎えた弘前城菊と紅葉まつり=5日午後
最終日を迎えた弘前城菊と紅葉まつり=5日午後
最終日を迎えた弘前城菊と紅葉まつり=5日午後

 青森県弘前市の弘前公園・弘前城植物園を主会場に開かれた弘前城菊と紅葉まつり(まつり運営委員会主催)が5日、閉幕した。公園内のライトアップは12日まで。

 期間中、フラワーアートのほか、菊の花や紅葉が来場者を楽しませた。最終日は朝から晴れ、家族連れや観光客でにぎわった。弘前市の棟方忠博さん(65)は「今年は赤く色づくのが少し遅いが、緑とのコントラストがきれい」と話し、妻の栄子さん(61)と園内を散策していた。

 主催団体の一つ・弘前観光コンベンション協会の概算による期間中(10日間)の来場者数は約46万5千人。新型コロナウイルス拡大前の2019年(24日間)より約6万7千人増えた。植物園の入場者実数の速報値は約5万6千人で、昨年より約1万3千人増えた。

 来場者増加の要因として同協会の小笠原清寿観光振興課長は「ライトアップやフラワーアートが定着したほか、昨年より1時間長い午後8時まで植物園を開園したことが影響したのではないか」と語った。

 展示した菊は7日午前9時から、植物園南案内所近くで販売される。

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