日中親善をテーマに提言 長崎県協議会50周年を記念し発表会 会員ら約50人参加

日中親善に向けて中国語学習に取り組む日々について話す池上さん(中央)=長崎市大黒町、ホテルニュー長崎

 長崎県日中親善協議会(会長・大石賢吾知事)は5日、設立50周年と日中平和友好条約締結45周年を記念した発表会を長崎市内で開き、県内に住む5人が日中親善をテーマに自らの提言を発表した。
 会員ら約50人が参加。張大興・駐長崎中国総領事が「平和友好の信念を貫き、対面での交流をさらに行い、中日友好再出発のために長崎の地から貢献していく」とあいさつ。日中親善をテーマにした提言募集には13人から応募があり、この日は最優秀賞2人と優秀賞3人への表彰と受賞者による提言発表があった。
 最優秀賞を受賞した同市筑後町の韓国語講師、池上和芳さん(53)は2015年から中国語を勉強し始め「日中親善で活躍できるよう、これからも中国語を学んでいく」と決意表明した。
 もう1人の最優秀賞受賞者、長崎大大学院多文化社会学研究科2年の闞西宁(かんせいねい)さん(24)は孔子祭を実際に見て「長崎の重要な観光資源を担っているのに感動した。長崎の中国人留学生として、昔の人から受け継いだ交流を続ける」と力強く語った。

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